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土用はうなぎだけじゃない!土用の役割

      2015/01/01

方位や暦に取り入れられている干支

干支からどのようにして吉と凶を判定するのでしょうか。

その考え方のベースとなっているのが「陰陽五行説」というものです。

五行、つまり「木」「火」「土」「金」「水」の5つの性質が重要です。

相生、相剋、比和の関係とは?

5つの性質のそれぞれの関係性で占うのが基本

木は火を生むと考えます。

イメージは木の棒をクリクリまわして火が着く昔のイメージですね。

このように自然の法則に沿った流れの場合は順調です。

その関係が「相生」という関係です。

これとは逆に、たとえば、火は金を溶かしてしまうというような関係。

これが「相剋」という関係です。

それともう1つ、同じ性質のものが重なる場合があります。

すると、その勢いが増すという関係になるんですね。

これが「比和」という関係です。

このように五行の関係性によって吉凶が判断できるんですね。

五行を季節に割り当てると…

ところで、五行という考え方はどんどん発展します。

いろんなものに取り入れられていくようになりました。

その1つが季節

でもよく考えてみてください。

季節は4つです。

「春」「夏」「秋」「冬」の4つですよね。

5行は5つですから、季節は4つというのは気のせいでしょうか。

いいえ、季節は4つです。

では、五行が5つというのは気のせいでしょうか。

いいえ、五行は5つで合っています。

それでは、それぞれの季節に五行を割り当ててみましょう。

そうすれば答えが見つかるはずです。

まず、木々の芽が出てくる春は…「木」がピッタリですね。

じゃあ、夏は…暑い暑い夏。

あついと言えば、「火」しかないですね。

次は秋。

ひんやりするイメージがいいですね。

それなら「金」にしてみましょう。

冬は…冷たいという感じを表したい。

それなら「水」がいいでしょう。

春は木、夏は火、秋は金、冬は水

これで四季を五行で表すことができました。

ありがとうございました。

あれれ、「土」はどうしましょう?

1つ残ってしまいましたね。

どう解決しましょうか?

土用はそれぞれの季節にある。

五行の「」は春、夏、秋、冬のすべてにあるというのが正解です。

四季の終わりの18日間が「土」になります。

そして、「土」が割り当てられる期間を「土用」と言っています。

それぞれに18日ずつあるから、1年間では合計72日あるわけです。

「土用」という言葉は聞いたことがありますよね。

土用の丑の日

土用と言えば、ウナギを食べることぐらいしか思い当りませんよね。

本当は1年に4回もあるんです。

でも、夏の土用しか気にしていないのが今の世の中です。

でも土用にはすごく重要な役割があるんですよ。

うなぎだけじゃありません。

土用の役割とは?

春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へ、そして再び春へ。

この循環を生み出すのが「土用」の役割なのです。

四季の循環。

それは単純な移り変わりと繰り返しではありません。

暦で立春になったら、どうでしょう。

いきなり春になって暖かくなるかというとそうではありませんよね。

立春の日は、これからだんだん暖かくなりますよという日。

つまり、突然暖かい陽気に包まれることはないわけです。

当たり前のことですが、そういった季節と季節の中間の時期があります。

それが土用の期間というわけなんですね。

土の二面性と土用の2つの役割。

土というのは二面性があります。

土をイメージしてみてください。

枯れた葉っぱは土に還りますよね。

一方で新しい芽は土から生まれます。

これは、終わらせる役割と始めさせる役割

土はこの2つの役割を持っていると言うことができます。

つまり、季節の間にある土用の期間は、前の季節を終わらせます。

そして、次の季節を始めさせます。

この2つの役割を持っていることになるんですね。

この2つの力があるからこそ、季節はめぐり循環していくということです。

これはよくまとまった、説得力のある話だと思います。

土用は人生にもある!

何かが何かになりつつある。

「混沌」とした状態、「カオス」な状態というのが一番おもしろいタイミング。

そんな風に思うんですよね。

人生に例えると、子どもから大人になる、その中間の時期。

これを「青春」とも言います。

なんだかわからない希望や不安。

その中で、多感な時間を過ごしていたなって今になっては思います。

そして、どこに飛び出すのかわからないようなエネルギー。

たくさん詰まっていた気がします。

無理やりかもしれないけど、土用の話に結び付けて。

人生を四季に重ねてみます。

青春の時期。

これは春から夏に向かう「土用」だったんだなって思うんですね。

その青春という土用をどう過ごしたかが重要。

それによって、その後に来る20代が変わってくるような気がします。

うまく過ごせれば、良い20代。

うまく過ごせなければ、ちょっと物足りない20代。

青春はとうに過ぎ去った私。

でも人生を四季に重ねれば、まだあと2回土用があるってことです。

そのときに情熱を燃やせるように、今から準備。

その後の秋の時期をいいものにしたいですからね。

 - 旅行

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