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GoogleMapが表示できなくなったため、「旅行は吉方位へ」のサイトは利用できなくなってしまいました。
新しいサイトとして「吉方位旅行カレンダー」を新たに作りましたので、そちらをご利用いただければ幸いです。
このサイトをご利用いただいていた皆様には、お礼とお詫びを申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。
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テーマ:寺社
観光スポットで私が好きなところ。いろいろあるけど、五重塔はかなり好きです。 なんかきれいだし、高いし、日本的だし、いいですよね。
五重塔は日本的というイメージを持ってしまいます。実はルーツは日本ではありません。 五重塔のルーツはインドのようです。仏陀の墓の仏塔が起源になっているみたいですね。
さて、この五重塔。日本全国に80以上はあるそうです。 旅行のテーマとして、全国の五重塔を巡るのもいいかもしれませんね。
五重塔はその高さが1つのポイント。高さで言えばここ。京都の東寺の五重塔。高さが54メートルもあるんですよ。
それから、古さもポイント。古さなら負けません。 世界最古の木造建築として知られる法隆寺の五重塔。 法隆寺だけではありません。 明治より前に建てられた五重塔だけで、22塔もあるんです。 その中の3塔は、なんと、、、1000年以上!! これが日本の五重塔のすごさを物語っているんですね。仏教の流れからすると、中国や朝鮮半島を通って日本へと伝わったんですよね。 それなら、中国や朝鮮半島にも五重塔があるはずです。 ところが、木造の五重塔は、ほとんど現存していないそうなんです。 つまり、日本の技術力の高さを象徴するのが五重塔とも言えるんですね。 だって、日本は地震が多いでしょ? それなのにです。 震災で多くの建物が倒壊したときも、五重塔が倒れたことはないと言われています。
すごくないですか!?
すごく古いのに!?
驚くべきことに、そして残念なことに、その答えは「わからない」なんですね。 でも倒れないんです。倒れないなら、すべての五重塔が残っているのかと言うと違います。 弱点はあります。木造なので、火はちょっと…。 火事にはものすごく弱い建物。火災でなくなってしまった五重塔はかなりあるようです。
五重塔を見に行くなら、まずは有名どころから攻めましょうか。 京都の東寺と法隆寺の五重塔はすでに書きました。 じゃあ、それ以外で。
奈良の室生寺の五重塔、それから京都の醍醐寺の五重塔。 室生寺の五重塔は、高さ16メートルで小柄。 でも美しい五重塔として有名です。 醍醐寺は世界遺産でもあります。 そして、法隆寺、室生寺、醍醐寺の3塔。 これが1000年以上の歴史を持つ五重塔です。 歴史を重んじる方であれば、この3つの五重塔がおすすめです。
次に、観光気分を重視したい方へのおすすめ! 観光という意味では、五重塔抜きでも成立するぐらい、有名なスポットが2つあります。 広島の厳島神社と日光の東照宮です。 誰もが知っている名所です。 この2つの名所にも五重塔があるんですね。
もちろん、厳島神社には大鳥居があったり、東照宮には陽明門があったり。 五重塔がメインではないかもしれません。 はっきり言って、脇役でしょうね。 でも、ここの五重塔には特徴があります。 よく考えてみるとわかります。厳島神社も東照宮も神社なんです。 もともとは仏塔がルーツである五重塔。神社と五重塔はルーツが違います。 だから、神社に五重塔があるのは珍しいことなんです。
実は昔はもっとありました。 ところが、明治時代に神道と仏教を分離する政策が行われたんです。 それでも残ったのが厳島神社と東照宮の五重塔なんですね。 貴重な存在です。
最後に、本当に五重塔が見たい方へおすすめ。 法隆寺、室生寺、醍醐寺、厳島神社、日光東照宮。
もっと五重塔がメインのところに行きたい。
それに五重塔をじっくり見たい。
そんな方には、東北に行ってもらいます。 東北で最も有名な五重塔と言えば「羽黒山五重塔」です。 山形県にあります。森林の中にひっそりと。そして威厳がある。 静かにゆっくり五重塔を味わうには最高のスポットと言えるでしょう。 五重塔の歴史やその技術の高さ、絶対に外せない名スポット。 少しは五重塔に興味が湧いたことでしょう。
では、問題!五重塔は何階建てでしょうか?
一見、五重塔は五階建てに見えます。 だって、五重塔って言うぐらいだし。屋根だって5つあるし。 ところが、1階と2階、2階と3階の間には床のようなものはないんです。 だから、五重塔は1階建てというのが正解。
五重塔はそもそも人が中に入って何かする建物ではありません。 だから、もちろん階段もありません。じゃあ、何もないのかというとあります。 柱があります。中心に太い柱があるんです。 この柱を「心柱(しんばしら)」と言います。 この心柱をずっと上に行くと、五重塔のてっぺん。 相輪というものが取り付けられているんです。 五重塔の屋根の上、豪華な金の棒状のものを見たことありませんか? きっと見れば、アレかぁって思うはず。 そうです、あれが相輪です。
五重塔のメインは、心柱と言われる柱なんですね。 メインの柱?昔の家には大黒柱という太い柱がありました。 でも心柱はそれとは違います。五重塔の大黒柱ではありません。 つまり、五重塔全体を支えている、構造上の重要な柱ではないってことです。 ほとんど、塔の他の部分に接してすらいなかったりもします。 でも、五重塔のメインであるわけです。 どちらかと言うと、心柱を五重塔が守っているという感じなんですね。 ものすごく大事にされているんです。
心柱の立て方も興味深いもの。 心柱の立て方はいろいろあるようです。 普通は「心礎」という石があって、その上に柱を立てます。 天井部分を強化して、その上に立てる場合もあります。 さらに、心柱を吊り下げるパターンもあります。 日光東照宮の五重塔では、鎖で柱が吊り下げられているそうです。 このあたりの違いも五重塔を見るときは意識するといいかもしれませんね。
注目すべきは、心柱の耐震の機能なんです。 心柱は耐震機能も有しているようで、現在の建築物にも取り入れられたりしています。 東京スカイツリーの真ん中には重りの役割をする柱があるんですね。 これによって、揺れのタイミングをずらして、揺れを小さくするそうです。 1000年のときを超えても、利用される技術ってすごいですよね。
五重塔の名所や構造について書きました。五重塔の魅力が伝わったでしょうか? 旅行はテーマを持っていろんなところを訪れると、より楽しいものです。 五重塔を巡る旅、おすすめです。 ぜひ、あなたのお気に入りの五重塔を探してみてくださいね。
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