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GoogleMapが表示できなくなったため、「旅行は吉方位へ」のサイトは利用できなくなってしまいました。
新しいサイトとして「吉方位旅行カレンダー」を新たに作りましたので、そちらをご利用いただければ幸いです。
このサイトをご利用いただいていた皆様には、お礼とお詫びを申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。
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テーマ:寺社
伊勢神宮は私も行きました。 たしかに有名な観光スポットだけど、その中でも難易度が高い気がします。 伊勢に行ったことは、他の記事で書きましたが、記憶力がそんなに良くない上に、そのときにカメラをなくしてしまい写真も残ってないため、あまり覚えていないんです。
私の記憶を断片的にたどるとこんな感じです。 大きな鳥居と橋は覚えています。 そして、長い階段があった。馬がいたな。緑が多かったな。 あとは、代わる代わる人が門を入っていって拝んでいた。 そんな儀式を見ました。
私の近くで、よその人が、パワーを感じる的なことを言ってました。 私は正直、感じることができませんでした。 それもそうなんですが、とても広すぎて、どこに神様がいるのかわかりませんでした。
それまで私はお寺にはよく行っていて、お寺はそのへんがはっきりしているんです。 観音様がいるんですよね。 扉が閉まっていて見れなくても、この建物の中にいるんだなってことはわかります。 でも神社。 それも伊勢神宮はとくにそのあたりが難しくて。 ちゃんと手を合わせるべきところでは合わせて来たとは思うんですが…。 どこがメインだったかと言われると難しい。
もちろん、伊勢神宮はパワースポットという一面もあります。 でも、感じることができない私のような人もいます。 じゃあ、何を見に行けばいいのか。考えてみました。 きっと、伊勢神宮は、そこにある考え方とか、哲学を見に行くんです。 それが私の結論です。
伊勢神宮で印象深いのは「式年遷宮」というものです。 1300年という年月。式年遷宮を繰り返して、今日につながっているのです。 式年遷宮とは何なのか。 社が20年ごとに、隣り合う2つの敷地に交互に建てられること。 旧殿から新殿に神様の位置を変えるんですよね。
その始まりは690年。天武天皇が命じてからだそうです。 何のためにやるのかは、わからないんですね。
わからないけど、1300年もやっていて、今もやっている。
神秘的です。わからないとは言うものの、いろんな説はあるんです。 たとえば、古い建築様式で、シンプルな造りのため、耐久性が持たないから。 土台となる石を置いていないので、耐久性が弱いんだそうです。 それから、技術を受け継ぐためとも言われたりします。 20年の間隔なら、お弟子さんに技術を受け継ぐことができますよね。 まだあります。 暦の学によるもの。 新嘗祭に使う穀物の保存期限が20年だから。 この諸説を深追いすることはしませんが、結局、なぜ式年遷宮をするのかはっきりしていないわけです。
歴史を見る観光スポットというのはたくさんあります。 法隆寺は世界最古の木造建築。 すごいなぁって思います。 じゃあ、伊勢神宮の建物。20年ごとに新しくなる。だから、そのもの自体には歴史はないんですよね。 でも、式年遷宮の仕組みは1300年もの歴史があるんです。 実際、建て替えるとき、同じ建物を再現しているわけでもないみたいです。 ただの繰り返しではなく、少し変えたりするんですね。 神社って歴史を重んじるような気がします。 そう考えるとちょっと異質だと思いませんか?
もう1つ注目したいのが、正宮の古殿地なんです。 古殿地とは、今は建っていないけど、式年遷宮のときに建てられる場所。 つまり、今は更地にしてある敷地のことです。 そこは、とても静かな雰囲気。小さな小屋があるだけ。 そもそも、なぜ同じ大きさ、同じ形の敷地を並べているのでしょう。 建て替えるにしても、 一回解体して、重要な柱は残したりして、組み上げれば良いような気もします。 その方が歴史が受け継がれるような気もします。 でも、そんなことはしないんですよね。
正宮はくっきり2つに分かれているんです。 これは、私的には陰と陽というものが感じられる気もします。 それから、神様をどう置くかといった工夫のようにも感じます。 目に見えない神様をどう表現するかの工夫ですね。 そこに、伊勢神宮の奥深さがあるんじゃないでしょうか。 だから、伊勢神宮は、建物とか、目に見える何かを見に行くんじゃないんですね。 1300年、そこで行き続けるている何かを見に行くんですね、 それを神様と言うのかは、よくわかりませんが、私ももう一度行ってみたいと思います。 とにかく、日本を代表する神社であることは間違いないですからね。
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旅行は、いろんな種類というか、ジャンルというか、カテゴリーがあります。たとえば、自然に親しむ旅行、温泉を楽しむ旅行、歴史スポットをめぐる旅行など。
テーマ:その他
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