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GoogleMapが表示できなくなったため、「旅行は吉方位へ」のサイトは利用できなくなってしまいました。
新しいサイトとして「吉方位旅行カレンダー」を新たに作りましたので、そちらをご利用いただければ幸いです。
このサイトをご利用いただいていた皆様には、お礼とお詫びを申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。
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テーマ:寺社
島根県の三徳山三佛寺というお寺。 706年に役小角(えんのおづぬ)という人が建てたお寺だそうです。 三佛寺の本堂は三徳山の山麓にあります。 そして、文殊堂、地蔵堂、納経堂、投入堂といった奥院。 これらは、頂上に向かって点在しています。 その中でも目玉は、国宝の「投入堂(なげいれどう)」です。
三徳山を登る投入堂までの道のりは過酷。 約700メートルですが、岩壁をよじ登るように進みます。 過酷さは想像以上。そして見えてくる投入堂。断崖絶壁にあります。 投入堂が有名なのは、その建っている場所に驚かされるからなんです。
投入堂はどうやって作ったのか。単純に気になるのはそこですよね。 参考までにこんな話はあります。 役小角が「仏教に縁のある場所に落ちろ」と言って蓮の花びらを散らしました。 蓮の花びらは3枚。 その1枚が三佛寺に落ちました。そして、お堂を組み立てました。
「えいや!」
組み立てたお堂を 神通力を使って、崖のくぼみに投入れました。 だから、投入堂。そんな伝説です。 投入堂があるのは、近づくことも困難な急斜面です。 建てるのは無理だよね。 伝説、信じちゃいそうです。
投入堂をよく見ると、2つのお寺が思い浮かびます。 1つは京都の清水寺。有名な清水の舞台です。 写真でよく見ると、舞台の下。木が組まれていますよね。 なんとなく、投入堂と似ている感じがする。下の写真が清水寺。
それと、千葉の笠森寺。 清水寺ほど有名ではありませんが、笠森寺は高いところにお堂があるんです。 もちろん、崖ではないんですけどね。 私が行ったときは人も多く、ちょっと心配なくらいの不安定さはありました。 そのお堂の下も木が組まれているんですよね。 これも似ているような気がします。 それでも投入堂に比べれば、断然安心できます。
投入堂をよく見てください。 あの柱の細さは何なんですか! 床の下が長いせいか、余計に細く見えて、とっても心配。 そして、柱の土台となるくぼみ。
小さい…
もう少し足場の岩を削っておいて欲しかった。 ちょっと横からハンマーでトンってやったら、ガクンですよ。
さらに不安定さを強調しているのが、横に木が組まれていないところ。 今気づいたことがあります。 清水寺も笠森寺も横の木が渡されているから安心できるんです。 投入堂にはない。 ないわけではないんですよね。 横ではなく、斜めにある。 斜めに木材が入っています。 これで少しは揺れないようにはなるんでしょうけど…。 よく、これで長い年月をしのいで来れたなって心から思います。 ホントにビックリです。 投入堂のバランス感覚…◎です。
さらに投入堂をよく見てみます。 すると、微妙なデザイン性が見えてきます。 左右対称の建物ではありません。 向かって右手前の柱。 なんか、すごく長い。 斜めの木材の交わり方。 なんか、すごく雑。 普通のところに建ってたら、話は別ですが、ここは崖っぷち。 決してきれいではないその見た目が、建てる大変さを伝えている気がします。 きっと、きれいに仕上げる余裕なんてなかったんだと思います。 伝説の投げ入れ方式で建ててなかった場合ですけどね。
投入堂がすごいのは、やっぱり、あの立地環境で長い間建っていることですよね。 投入堂が新築だったら「あんなのすぐにこわれるよ」って思う。 長くあるからこそ、すごいってなる。 信じられないので、きっと神がかり的な見えない力があるんでしょうね。 実際に作った人がこんなに長くあの崖に建ったまま残ると思ったかは疑問です。
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旅行は、いろんな種類というか、ジャンルというか、カテゴリーがあります。たとえば、自然に親しむ旅行、温泉を楽しむ旅行、歴史スポットをめぐる旅行など。
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