遊園地とテーマパークの違いは？

観光スポットの１つのカテゴリーとして、レジャーというものがあると思います。 レジャースポットとはどんなところでしょうか？

レジャースポットとは？

私の感覚だと、レジャーには遊園地やテーマパークが含まれます。 遊園地やテーマパークは、ほかの観光スポットとは明確に異なる点があります。 それは、楽しむことがメインであること。 レジャースポットは人工的なものです。 自然の景色を楽しんだりする観光スポットとは違いますよね。 同じ人工的なスポットでも歴史的な建築物なんかとも違います。 やっぱり、レジャースポットは、楽しむところ。 楽しむことを専門に考えられて、作られているスポットです。 だから、レジャースポットでは楽しまなきゃ損ってことですね。

遊園地とテーマパークは同じ？

冒頭で遊園地とテーマパークと言いました。 ぼんやりとしかイメージはありませんが、なんとなく似ている気がします。 もしかしたら、同じもの？日本語と英語の違いだけ？ そう思ってしまうぐらいあやふやです。 遊園地とテーマパーク、これはやっぱり違います。

遊園地は乗り物が中心

遊園地と言って、思いつくもの、イメージするものって何でしょうか？

メリーゴーランド。

ジェットコースター。

観覧車。

コーヒーカップ。

懐かしい気がするのは私だけでしょうか。 でも、これがなければ、遊園地とは言えません。 よく考えると遊園地は乗り物が中心なんですね。 ということは、楽しみ方も乗り物に乗っているときがメインってこと。 はっきり言ってしまえば、乗り物に乗っているときだけ。 遊園地でしか味わえない楽しい時間は、基本的には乗っているときだけ。 そう言えるかもしれません。

その証拠に、ソフトクリームを遊園地の売店で買ったとします。 ソフトクリームに遊園地のオリジナル性は感じられないのが普通です。 紙コップなんかもそう。 近所のフードコートに置いてあるのとほとんど一緒。 もっと言ってしまいます。 遊園地の乗り物って、大体はリースらしいです。 だから、遊園地自身で作っているものではないってことですね。 でも、それでやってきたのが遊園地なんです。

テーマパークは全体を統一

一方、テーマパークは紙コップまでこだわります。 キャラクターの絵が入ります。 東京ディズニーランドのポップコーン。 子どもが欲しいと言うから買いました。 ポップコーン容器もディズニー一色ですね。 季節限定とかあったりして。 ものすごく、凝って作られています。 しかも、ちょっと値段が高め。 はっきり言って、子どもが欲しいのは、ポップコーンじゃないんです。 かわいい容器なんですよね。 ポップコーンももちろんおいしいんですが。

乗り物だって、ディズニーに関係のないものはありません。 ディズニーのテーマで、全体が構成されている。 これがテーマパークです。

東京ディズニーランドだけが、テーマパークではありません。

サンリオピューロランド。

ユニバーサルスタジオジャパン。

ハウステンボス。

スパリゾートハワイアンズ。

どれも一貫したテーマがありますよね。 だから、テーマパークではジェットコースターがなくてもいい。 コーヒーカップがなくてもいい。 乗り物なんか１つもなくたって、成立するってことなんですね。

スタッフもテーマを構成する

テーマパークでは、テーマの統一にこだわります。 そこで働いている人も全体を構成している１つなわけです。 だから統一されています。 働いている人のエンターテイメント性が話題になることも。 スタッフの教育にも力を入れているんですよね。

ディズニーはもちろんですが、日光江戸村もそうです。 江戸時代というコンセプトから外れない、すばらしい演技。 しかもそれがアドリブ。 日光江戸村はまさにプロの技を感じるスポットなんです。

どっちが良いというものでもない？

テーマパークの方が有利な気はします。 乗り物を待っている間も何かと、演出があったりしますからね。 遊園地には難しいんじゃないかな。 ウォルトディズニーは、もともと漫画の世界の人ですよね。 遊園地は鉄道会社が作っているケースが多いんです。 休日の電車の利用客を増やす目的からです。 その辺の違いもあるのかもしれません。 遊園地は乗り物のスリルとか、お化け屋敷の怖さとか。 いかに単体での魅力で勝負できるか。 単体の魅力を追及しなければならない気がします。 そして何より価格。遊園地の方が少し低く設定されています。 価格をお考えいただければ魅力十分、ご満足いただけるのではないでしょうか？

遊園地とテーマパーク。 どちらが良いというものではないと思います。 相手が遊園地であってもテーマパークであっても、そのスポットの良さをこちらが引き出さなくては！ それでこそ、レジャーの達人に値します。