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テーマ:歴史

吉野ヶ里歴史公園の楽しみ方は想像力だ!

日本の古代の歴史公園として、日本最大級の規模を誇る「吉野ヶ里遺跡」。 たくさんの建物が復元され、観光客の多いスポットでもあります。 そこは歴史の教科書でしか見たことのない世界です。 なんてったって環濠集落とかあるんですよ。

吉野ヶ里遺跡の復元

吉野ヶ里遺跡は本当に古いものを復元しています。 その復元の仕方、正しいのかな?そう思うことありませんか? だって設計図が残っているわけじゃないんです。写真が残っているわけでもありません。 実際に使われていたところを見たことがある人だっていない。 だから、本当の弥生時代の頃の人が見たら、どう思うんでしょう!?

あ、これ、うまく再現したねー。

君、やるねー。

ってなるのか、それとも。

なにこれ、そんなんじゃないし。

ってことになるのか。 可能性はどちらも大いにあるわけですね。 もしかしたら、こうすれば、雨のとき、雨漏りしなくてすんだのかぁ って感心するかもしれませんね。

吉野ヶ里歴史公園の見どころ

吉野ヶ里遺跡には、物見やぐらという建物があります。 復元されたものですが、高さ9.55メートルだそうです。 これも例のごとく実際は柱の穴が発見されただけ。 なぜ、そこから物見やぐらと判断できるのか。 なぜ、高さが9.55メートルと判断できるのか。 不思議ですよね。 よく考えたら9.55メートルって…精密過ぎて逆に怪しい…。

高さの理由は柱の穴の深さが深いから。 だから、柱は長かったと考えらえる。 柱を固定するために柱の根本につける基礎の痕跡があるそうです。 さらに柱の穴は敷地の中で端の方にある。 そこは見通しのいいところ。 だから、物見やぐらだとい決めたわけです。

わかりました。 物見やぐらだったとしましょう。 でも、これだけで復元はできないはず。 復元された物見やぐらには、屋根がある。 高いところには柵も付いている。

なんでそこまでわかるんですか?

弥生時代の絵画土器の絵を参考にした。 屋根は高い建物だし、風の影響もあるので寄棟にした。 祭祀儀式に使われていたとの意見があったので、上層部に壁を付けた。

とのことです。

よくおわかりいただけたかと思いますが、ほとんどが想像です。 歴史の本にそれらしい絵があったりすると、すぐに受け入れてしまいがち。 昔の人ってこんな家に住んでいたんだなぁとか。 ですけど、本当にそんな家だったのかはわからないんです。

教科書の絵や復元されたものが、本当に正しかったらそれは逆にすごいこと。 1つも違うところがなかったら、それは超能力です。 弥生時代の人は、もういません。 だから、正しいのかどうかも判断はできないんですよね。

私からすると、吉野ヶ里遺跡。 それから、このぐらい古い遺跡は他も同じ。 歴史を見に行くんじゃないと思っているんです。 現在を見に行くんです。 現代の人々の想像力を見に行くところなんです。 そういう意味では芸術を見に行くのと似ているのかもしれませんね。 遺跡の場合、私の知らない研究熱心な人たちがいます。 その人たちの想像力が結集されているところが、吉野ヶ里歴史公園のような気がします。 研究の成果の発表の場が遺跡と言えるかもしれません。 結局、歴史ですからね。 やっぱり、限界があって、後は想像に頼るしかありません。

物見やぐらって何を見るの?

吉野ヶ里遺跡の物見やぐらの話に戻ります。 物見やぐらが復元された形で正しかったとして…「物見」ですよね。 何を見るんでしょうか。 ここでも想像力を働かせるしかありません。 敵が攻めてきたとき。 つまり、戦闘のために使っていた。 あとは、お祭りに使った。 そんな考え方が一般的です。

でも、まわりから見たときのためかもしれません。 高くして、帰るべき場所をわかりやすくしていたのかもしれません。 火を灯せば、夜でもわかりますしね。 想像次第でいろんな解釈ができるのが魅力なんです。

吉野ヶ里歴史公園。 歴史を学ぶところとして行くよりは、想像力を楽しむスポットだと思います。 想像力全開で楽しんでくださいね。

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