2015年の土日の大安。でも結婚や入籍に気をつけたい日

結婚の日取りに暦を使うこともあると思います。

普通は結婚のようなおめでたい事は大安の日って思っている方が多いと思いますが、日付には暦注と言って、日の吉凶を判断するための様々な情報があります。

カレンダーでよく見る大安、仏滅、友引、先勝、先負、赤口は六曜と言われ、暦注の１つです。

六曜以外にもいろんな暦注があるので、そこまで考えると、大安の日なら安心して結婚や入籍の日にするといったことができなくなってしまいます。

2015年に結婚予定の方も入籍日を選ぶ際に、大安を選ぶかもしれません。

そのときに気をつけたい日を六曜以外の暦注を参考にいくつかピックアップします。

入籍日を決める際の参考にしてくださいね。

2015年の６月６日は土曜日で、しかも大安ですから、結婚式を予定したい日の１つです。

６月は「June bride（ジューンブライド）」と言われ、欧米では幸せな結婚生活ができるという言い伝えがあるそうですが、日本では梅雨の時期でもあるので、そんなにこだわりはないのかもしれません。

ところで、６月６日は大安でも結婚には注意が必要な日なんです。

暦注を見てみるとわかるのですが、まずこの日の十二直が「危」です。

十二直は12種類ある日の吉凶を表すもので、毎日変わるもの。

もちろん十二直の中には結婚に吉の日もあるのですが、ちょうどこの日は「危」になっています。

「危」はすべての事に危惧する日です。

二十八宿という暦注もあり、６月６日は「柳」です。

「柳」は、物事を断るのには吉日なものの、結婚には凶とされる日なんです。

六曜は大安の吉日ですが、十二直、二十八宿といった他の暦注を見ると、あまり結婚には適さない日だとわかります。

実は、これだけではありません。

６月６日は不成就日でもあり、復日でもあります。

いずれも暦注なんですが、結婚には良くないことを表す日なのです。

不成就日は何かを始める日としては適さない日です。

復日は重なることを意味していて、再婚につながることから、結婚は凶とされる日。

ここまで来ると、６月６日の入籍に気が進まなくなるのではないでしょうか。

暦をよく見ると、大安だから良い日と簡単に判断するのはちょっと危険なことでもあるのです。

2015年の３月29日は日曜日です。

２人とも働いている場合、仕事が休みの日である土日に婚姻届を出す人も多いと思います。

そして土曜日か日曜日で大安の日を探すかもしれませんね。

３月29日は日曜日で大安。

ところが、十二直は「除」、二十八宿は「虚」になっています。

「除」は本来は百凶を除くの意味で、吉日にあたるのですが、結婚に関しては凶とされる日です。

その由来はよくわかりませんが、昔からそうなので変えようがありません。

さらに、不成就日と重なっており、十死日とも重なっている日です。

十死日は、何事も凶とされる日なんです。

３月29日も大安とは言いながら、入籍すべきかためらうような暦注もある日と言えます。

2015年の７月４日は、土曜日で大安です。

でも、入籍日や結婚式の日取りに注意が必要です。

十二直が「閉」、二十八宿が「柳」です。

「閉」は止まることを意味する日で、結婚には凶の日とされます。

それから「柳」も上で書いた通り、結婚には凶とされる日。

さらに十死日と重日が重なります。

重日とは、復日と同じように再婚につながることを理由に結婚に適さないとされる日です。

ただし、この日は一粒万倍日とも重なる日ではあります。

一粒万倍日は、何かを始めるのに良い吉日ですから、結婚に吉の日なんですね。

それから天恩日の吉日とも重なっています。

天恩日は、結婚の吉日です。

つまり、吉の暦注と凶の暦注が重なっている日で、どちらを重視して優先するかが問題となります。

そのあたりのバランスをどう見るかですが、私ならやっぱり後で後悔しないためにも避けた方が無難だと考えます。

大安でもあって、一粒万倍日でもあるし、迷うところではありますが…。

2015年の10月10日も土曜日で大安。

十二直が「納」、二十八宿が「女」です。

「納」も「女」も結婚には凶とされる日。

それに復日が重なるところに気をつけたい日です。

でも、この日は大明日という暦注もあって、大明日は吉日です。

吉と凶と五分五分といったところでしょうか。

復日がちょっと気になる日ではありますが、いかがでしょうか。

大安で土日ともなると、結婚式場なんかでも人気の日となります。

ですが、暦をくまなく見てみると、大安以外にもいろんな暦注があり、結婚に良くない凶日とされていることがあります。

2015年の土日で大安の日であって、それでも暦注に注意が必要な日をいくつか挙げてみました。

後は考え方です。

大安を重視するならば、それはそれで吉日なわけですから、決めたら決めたで進めば良いわけです。

暦にこだわり過ぎると身動きがとれなくなってしまうので、ほどほどにが良いのも事実。

でも、暦は古くから続く１つの文化でもありますし、結婚は人生の大きなイベントでもありますから、その日ぐらいはできるだけ良い吉日を選らんでみてはいかがでしょうか。

吉日を探すためのカレンダーを作りましたので、入籍日を決める際、結婚式の日取りを決める際にはご活用ください。