地図って正確?完璧な方位を知るのは難しい?
2015/01/01
吉方位を知るためには欠かせない地図。
Googleマップなどインターネットで地図が見られるようになりました。
地図は以前より身近な存在になりましたよね。
地図に対する疑問。
地図は実際の地形を写したもの。
だけど、本当に正しいの?って思ったことありませんか?
このスポットに行きたい。
けど、本当にこの方位で正しいの?ってことにつながりますよね。
方位に厳しい人は気になるはず。
そんな疑い深い人はいないかなぁ。
まぁ、そんな人がいたと仮定して話を進めたいと思います。
地球がずっと永遠に同じ姿なら地図も変わらないと思います。
でも地球や地形って変化するわけですよね。
だったら地図も変化しなければいけません。
今回の記事は、地形と地図の差って何なのか。
どんなことで実際の地形と地図に差が生まれるのかについてです。
2002年に世界測地系に変わった!
方位を計算するには緯度や経度は重要です。
そして、その緯度や経度の算出の基準となるのが「測地系」というものです。
かつて日本では日本の周辺でしか使うことができない「日本測地系」を使って地図が作られていました。
日本が独特なわけではなく、世界でもかつては各国でそれぞれ。
異なる測地系を利用していたんですね。
だからそれぞれの国によって地図が少し違っていたんです。
でもGPSの出現などにより、各国で世界測地系が使われるようになりました。
グローバル化の流れですね。
日本でも2002年に、日本測地系から世界測地系へと変更しました。
この変更に伴って、地図上にある変化が。
測地系が変わることによって、東京が450メートルも東南に移動(?)したんです。
450メートルと言えばそこそこありますよ。
日本測地系という見方と、世界測地系という見方では東京の位置は違っていたということです。
地図の正確性が怪しくなる出来事だと思いませんか?
ちなみにGoogleマップは世界測地系を利用しています。
誤差や地殻変動による変化もある!
たとえば、日本測地系では明治時代の機器を使って地形を測定したわけです。
地図が作られた時代による誤差なんかもあります。
当時は現在の最新技術に比べるとやっぱり技術的には劣っていました。
それによって実際の地形との誤差がどうしても生まれるんですね。
それに加えて過去100年間の地殻変動も無視できません。
少しずつの地殻変動ではありますが、累積すると実際の地形と地図との間の差を広げていくわけです。
なので世界測地系に変換したときに、その差もまとめて解消させたそうです。
世界測地系の採用で東京が450メートル東南に移動したということを先ほど書きましたが、もちろん動いたのは東京だけではありません。
北海道も動いているんです。
北海道は400メートル東南に移動したんです。
400メートル?
東京は450メートルだったのに?
そうなんですよ。
東京と北海道での約50メートルの差は、測地系の変化による差ではありません。
誤差や地殻変動による差なんですね。
真北と磁北は違う!
地球は回転してるって知ってました?
そんなの当たり前。
じゃあ、その回転の軸を地軸というって知ってましたか?
これも知ってるかぁ。
じゃあ、地軸の北側は北極、南側は南極だって知ってましたか?
地球は磁石でもあって、N極とS極があるのも知ってる?
では、北極とN極の位置は違うって知ってる?
ご存知のとおり地球は大きな磁石ですよね。
磁石であるからにはN極とS極というものがあります。
これを北磁極と南磁極というそうです。
そしてびっくりすることに北極と北磁極、南極と南磁極の場所は違うそうです。
ややこしいですね。
方位磁石が指す方位は北ですが、それは北極を指しているのではないということです。
その差は「偏角」と言って、日本の場合は西に偏っている。
なので、西偏〇度として表記することもあるみたいです。
しかも磁北というのは移動するんです!
日本も1700年代には偏角は東に偏っていたので東偏だったとか。
けっこう移動してるってこと。
地図はどこまで正確なんだろう?
地図も地殻変動などで実際とは違ってしまう。
方位の北も北磁極の移動で変わってしまう。
そもそも北って北極のこと、それとも地球を磁石とした場合の北地極のこと?
などなど、不確定要素はいろいろありますね。
だから方位の境界線にすごく近いところにある場所は微妙です。
考え方によってはとなりの方位なのかもしれません。
すると方位を気にする人にとっては大問題になります。
ということは、なるべく境界線に近いところは避けた方が良いのかもしれませんね。
でも、まぁ、そんなに神経質にならずに。
そんなに大きな違いはないわけですから。
私的には大体で見るのがいいと思います。
気になった時は、これが一番の解決策!
気にし過ぎはよくありませんよ。
「旅行は吉方位」では住所地から見て、ある観光スポットが方位の境界線に近いところにある場合には、その観光スポットは外すように設定しています。
そうすると、その観光スポットはいつまでたっても行けない場所になってしまうわけですが、ご縁がなかったということなんですかね。
そんな観光地が1つや2つあるのもいいかもしれません。
どうしても行きたいなら、引っ越しするしかないですね。
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