2017年の天赦日は全部で６回、その中で一番いい日はどれ？

天赦日とは、暦の中では特に良い日とされている日です。

何をするにも大吉なんですから、この日を逃すわけにはいきませんね。

最上吉日と言われる天赦日は、１年間で５〜６回あります。

春夏秋冬の季節ごとに１〜２回あるような感じですから、前半に固まったりすることはありません。

時間の経つのは早いもの。

いつの間にか天赦日が終わってた…なんてならないように、何月何日が天赦日なのか、今のうちに知っておきましょう。

暦を見てみると、2017年は６回あることがわかります。

2月20日（月）

4月21日（金）

5月7日（日）

7月6日（木）

9月18日（月）

12月3日（日）

この６日が天赦日です。

天赦日がとてもいい日だということはわかったと思いますが、それ以外の暦注にも注目してみたいと思います。

暦注というのは、吉や凶の意味を持つ暦の情報のことです。

わかりやすいものだと、大安の日。

これは六曜という暦注で、大安や仏滅がありますよね。

大安は吉、仏滅は凶。

こういう六曜のような情報が、実は暦にはたくさんあります。

そして１日の中で重なっているんです。

例えば、天赦日だけど、仏滅というと、どっち？ってなりますよね。

そういった重なりに着目してみます。

2017年の最初の天赦日である2月20日は、六曜が赤口の日です。

赤口はそんなにいい日ではありません。

暦には六曜のようなものとして、十二直と二十八宿というのがあって、それぞれ12種類、28種類の意味が日につけられています。

2月20日の十二直は「建」で、二十八宿は「心」。

「建」は吉日ですが、心はそうでもありません。

２回目の天赦日は4月21日にやってきます。

六曜は「先負」、十二直は「開」、二十八宿は「牛」です。

「開」と「牛」はいずれもいい日とされています。

この日はそれ以外にもいろんな暦注が重なっている日です。

土用、不成就日、血忌日、復日があります。

土用は季節の変わり目のことなのですが、土を動かすことはよくないと言われるようです。

不成就日は、何をやっても成就しないと言われますから凶ですね。

血忌日も凶日です。

復日は繰り返す意味があり、良い事がこの日にあれば繰り返されるという日です。

前回の天赦日である4月21日から２週間ほどで、2017年の３回目の天赦日がやってきます。

この日は、六曜が「先負」、十二直が「除」、二十八宿が「星」です。

先負は午後は午前はよくありませんが、午後は吉という日のようです。

十二直の「除」は百凶を取り除くという意味で吉日。

二十八宿の「星」は婚礼や葬式は凶、治療を始めることには吉なんだそうです。

また、不成就日と神吉日という日でもあります。

神吉日は神社にお参りしたりするにはいい日です。

2017年の4回目の天赦日は7月6日に来ます。

この日は六曜が「大安」、十二直が「建」、二十八宿が「角」です。

大安はご存知の通り、様々なことに吉とされる日ですね。

「建」は吉日、「角」も建物の工事や婚礼などに吉の日です。

これ以外に、一粒万倍日、不成就日 、神吉日が重なっています。

一粒万倍日は、どんどん増えるというような意味で、成功を願って何かを始めるのも吉。ただし借金はしてはいけない日。

2017年の5回目の天赦日は9月18日です。

六曜は「仏滅」、十二直は「閉」、二十八宿は「畢」です。

仏滅は凶ですよね。

そして、「閉」も一般的には凶です。

「納」は商品の購入には吉のようです。

他には一粒万倍日と神吉日があります。

2017年の最後の天赦日は12月3日です。

六曜は「先勝」、十二直は「除」、二十八宿は「虚」です。

先勝は急用は吉、午後は凶のようです。

「除」は凶を除くので吉、「虚」は着始めに吉とあります。

それ以外では、甲子、天恩日、月徳日とあって、どれも吉ですね。

６回ある天赦日の中で最もいい日はどの日だと思いますか？

その日に何をやるかにもよりますが、とても大事なことをするなら、年６回ある大吉日の中でも、一番いい日がいいですよね。

私は７月６日か、12月3日かなと思います。

一番といいながら、２つ書くのには理由があります。

吉があることを重視するのか、凶がないことを重視するのかの違いで分かれます。

吉が多ければ多い方がいいという場合は7月6日がいい。

逆に凶ができるだけ少ない方がいいならば12月3日ですね。

7月6日は、天赦日の他にも、大安であって、一粒万倍日であって、吉を見ると申し分ないわけです。

ただし、不成就日が重なっていることも事実ですね。

12月3日は、一粒万倍日や大安ではありませんが、目立った凶はありません。

どちらがいいのかは、考え方次第だと思います。

私のようにちょっとネガティブなタイプの人は凶を避けた方がいいですよ。

つまり12月3日を選ぶこと。

そうすると、後々後悔することがありませんから。

凶が気になりながらもやってしまうと、やっぱり後になっても気になるものです。

暦をどう使うかは自由ですが、私は凶を避けた方がいいと思っています。

天赦日であれば、その日にどんな凶があっても優先されるという考え方があります。

たぶん、そう説明されている場合がほとんどじゃないかと思います。

でも、これが私はあまり納得行ってないんですよね。

なんか暦を否定しているような気がして。

天赦日無しで考えれば、ものすごく悪い日なのに、天赦日があれば吉…。

しかも一番いい日とされてしまう。

ちょっと強引な気がしてしまうんです。

このへんも考え方次第だとは思いますけどね。

暦に何が正しいとか、正しくないというのはありませんから、自分の使いやすいように使うのが一番だと思います。

６回ある天赦日をどう使いますか？

それほど多いわけでもないですから、なるべく有意義に使いたいですよね。

2017年に大安の日ってどのくらいあると思いますか？

63回もあるんです！

それに比べると、10分の1以下しかありません。

だけど、今年の特徴といえるのは4月と5月の天赦日。

2週間ぐらい空けて、次の天赦日が来るんですね。

ここをどう使うかがポイントですね。

何か大きな買い物をしようという人はチャンスかもしれません。

欲しいものがあったらどうしますか？

まずは、買う。

そして、使う。

２つ必要なんですよね。

だから、購入する日と使いはじめる日が２日必要です。

そういう場合には、４月と５月の天赦日が使いやすいのではないかと思います。

購入だけじゃなくて、何でもそうかも。

決断して実行するわけですからね。

とにかく、天赦日を知っていなければどうにもなりません。

意識しておいてくださいね。

年末になったときに、今年の天赦日はうまく使えたなと言えるといいですね。