上野は日本初が多い。動物園など上野の観光地としての魅力

東京の上野。東北から上京した人にとっては馴染みの深い場所です。 上野に行くなら、駅から５分とアクセスが抜群に良い上野動物園は観光スポットとして外せませんね。

上野の歴史は…

上野では1868年に戦争があったんです。 上野戦争と言われています。 薩長連合軍と幕府の彰義隊の戦いです。 この上野戦争で彰義隊は負けてしまいました。 そして上野の地は天皇のものとなったんです。 その後、明治になってから、上野は天皇から国民へ。 天皇から賜ることを「恩賜（おんし）」と言うそうです。 上野動物園も正式には「恩賜上野動物園」が正しいみたいです。

上野動物園は日本初の動物園！

最近、動物園と言えば、北海道の旭山動物園が人気ありますよね。 でも、上野動物園だって負けていません。 何と言っても、日本で初めて作られた動物園が上野動物園なんです。 いつからあったのでしょうか？ なんと明治15年（1882年）。 もう100年を余裕で超える歴史を持つ動物園なんですよ！

上野と言えばパンダ！

そんな長い歴史の中で、上野動物園の人気が絶頂となったのは昭和47年（1972年）。 日中国交回復を記念して中国からある動物が贈られました。そうです。 ジャイアントパンダです。 そう言えば、名前はランランとカンカンでしたね。 かわいらしいパンダが社会現象を巻き起こしました。 上野動物園ではものすごい行列。パンダを見たい人の行列です。 そして、見るのは一瞬だけ。それからというもの上野動物園と言えばパンダというイメージが広がりました。

パンダだけではありません。オカピ、コビトカバも珍獣です。 世界三大珍獣がすべて上野で見られるということはすごいことだったんです。

「園長」は上野動物園が最初

昭和11年（1936年）に黒ヒョウが逃げ出すという事件がありました。 大きな被害はなく、無事保護されました。 そのとき、動物園の責任の問題が取り上げられました。 当時の動物園の責任者は「主任技術師」という肩書。 偉いのかどうかよくわかりませんよね。 この事件をきっかけに「園長」の役職が誕生したんです。 園長は、今では聞き慣れた呼び名ですが上野動物園がはじめてだそうです。

公園も上野が最初

日本で最初の動物園は上野動物園です。 行ったことのある人ならご存知だと思いますが、動物園に行くまでには、公園を通って行きますよね。 上野公園は桜の名所としても有名です。 この上野公園は明治６年（1873年）に開園しました。 日本で最も古い公園です。 （この場合の公園は制度上の公園という意味です。）

正確にはこのときに、たくさん公園が作られたうちの１つです。 東京では浅草公園、芝公園、深川公園、飛鳥山公園と上野公園。 その後に動物園、博物館、美術館が作られて、今ではとっても文化的な公園になっています。

観光スポットとしての上野の魅力

観光スポットとして上野を見ると、いろんな魅力があります。 浅草も近い。 秋葉原も近い。 東京スカイツリーも近い。 上野にはアメ横商店街もある。 西郷隆盛像もある。 楽しそうでしょ？ 最後に、上野動物園の近くに東叡山寛永寺というお寺があります。 これは江戸城の鬼門を守るために徳川幕府が建てたところなんですよ。 上野にぜひ行ってみてくださいね。