結婚や入籍の日の選び方。吉日を選ぶだけでなく、結婚に良くない凶日も確認しよう!
結婚や入籍の吉日と言えば…
結婚と言えば吉日。
これは常識かもしれませんね。
では、吉日と言えば何をイメージしますか?
きっと大安ですよね。
結婚や入籍をどの日にするか検討している人はたいてい大安の日か友引の日にすると思います。
そして、仏滅の日は避けます。
これは暦のことを普段気にしない人でもそうだと思います。
ところで、この大安や友引、仏滅とは六曜と言われるものです。
6種類が日に当てられていて、その日の吉凶を判断するために用いられています。
このように暦には、日の吉凶を判断する情報があり、それを「暦注」と言います。
実は六曜以外にも暦注はいろいろとあるんです。
普通のカレンダーにではあまり見かけませんが、とにかくたくさんあります。
大安、仏滅などは、その中の1つの情報に過ぎないのです。
大安なら良い日とは限らない。
ではどんな暦注があるのかというと、たとえば十二直(中段)、二十八宿、選日、下段などと言われるものがあります。
それぞれが吉や凶の意味を持っていて、異なる方法で日に当てられています。
つまり、カレンダーの1日には複数の暦注が重なっているわけです。
結婚に良い吉日は、いろんなところで紹介されているので知っている人も多いかもしれませんね。
大安以外に、天赦日、一粒万倍日、母倉日などが結婚に良い日とされています。
これらは別々の暦注ですから、大安に天赦日が重なる日もあります。
吉の暦注と吉の暦注が重なるので、すごく良い日と言えますよね。
ところが、暦注は反対の意味でも重なることを忘れてはいけません。
ある日が大安であったとしても、その日の暦注に結婚に凶とされる暦注が重なっていることもあるのです。
結婚や入籍の日を決めるときに大安を重視するとか、大安だけにこだわるのであれば気にすることはありませんが、できるだけ良い日を選びたいのであれば、結婚に良くない暦注のある日は避けて選ぶべきですよね。
このように、結婚に良い日は大安であるとは限りませんし、大安だからと言って必ずしも結婚に最適とも言い難いのです。
そう考えると、結婚に良い吉日を知ると同時に、結婚に良くない凶日も知っておいた方が良さそうですよね。
次は結婚に良くない凶の暦注を見てみたいと思います。
重日、復日は再婚につながる凶日。
暦には重日、復日という日があります。
この日は字のごとく「重なる」意味を持っている日とされています。
つまり、吉の事なら吉が重なり、凶の事なら凶が重なるような日なんです。
結婚はまさに吉事で、一見良さそうに思うのですが、重日、復日ともに結婚に良くない日とされるのです。
結婚は重なってはいけないからなんですね。
結婚が重なるとは、つまり再婚のこと。
だから、昔から結婚には良くない日として、避けてきた日なんです。
重日、復日はそれぞれの方法で日に当てられますが、一週間に一回以上は必ずどちらかはあるほどの頻度です。
できるだけ良い日を選びたいなら、大安の日であっても、重日、復日は避けた方が良さそうです。
不成就日に結婚生活を始めない。
不成就日とは、事を起こすことには良くない日とされています。
結婚に限らず、新しい事を始めるには凶の日です。
結婚は当然のことながら、新しい夫婦生活を始める門出のとき。
何も不成就日に結婚や入籍をする必要もないわけです。
これとは逆に一粒万倍日は、何かを始めるのには良い日とされています。
結婚や入籍の予定日が一粒万倍日か不成就日かは一度確認しておきたいところです。
不成就日は一カ月に4回ほどあります。
受死日(黒日)、十死日
受死日、十死日も暦注です。
字を見れば吉日でないことはすぐにわかると思います。
受死日は黒日とも言われ、暦の中では特に大凶日とされている日です。
もちろん結婚にも良くない日です。
十死日の十はことごとくの意味だそうですが、受死日と同様に結婚に良くない日。
いずれも一カ月2~3回は巡ってきます。
十二直と二十八宿の凶日。
十二直は12種類、二十八宿は28種類の暦注です。
十二直は漢字一字で表され、除、破、危、納、閉は結婚に良くない日です。
十二直は十二種類が基本的に一日ずつ変わっていきます。
一巡する12日間の中で5日は結婚に良くない日となるのです。
二十八宿も同じように漢字一字で表される暦注で毎日変わって行きます。
中でも心、女、鬼、柳、星の日は結婚に良くない日とされています。
六曜、十二直、二十八宿は毎日何かが日に当てられているといった特徴があります。
結婚や入籍の日を探すには、それらの組み合わせを見て、良い日を選ぶと良いと思います。
鬼宿日も結婚に凶。
鬼宿日は字を見ると鬼が宿る日であって、凶日に思えますが、実は大吉日とされる日です。
宿はとどまるような意味で、鬼がとどまって悪さをしない日なんですね。
だから、何事も吉と言いたいところなんですが、結婚にだけは凶日とされています。
他の事なら大丈夫。
つまり、暦を見るときの注意点として、ただ単純に吉か凶かと見るのではなく、何をするのかといった行動や目的と合わせて見なければなりません。
逆に言えば、そこまでの設定がない大安や仏滅は、単純でわかりやすいので、みんなが知っているし、利用されているのかもしれませんね。
鬼宿日は二十八宿の鬼の日と同じ日で、28日に一度やってくる日です。
その他の暦注もありますが…
上にあげた以外にも暦注はいくつかあります。
八専とか、十方暮とか、三隣亡とか、帰忌日とか…。
とにかく、いろいろあり過ぎて、こだわり過ぎるとキリがありません。
すべての暦注が吉に傾くことはあり得ません。
だから、どちらかと言えば、吉日を探すよりも、凶を避けることを先に考えた方が良いかもしれませんね。
私的には、上にあげた、重日、復日、不成就日、受死日(黒日)、十死日、鬼宿日の日を避けて、その中で大安の日や十二直、二十八宿を気にするのが現実的じゃないかと思います。
後はどの暦注を信じるかです。
あなたは何を信じますか?
実は信じるべきものは、暦よりも、2人の愛なんですよね。
2人の愛が確実なものであれば、暦の情報を信じなくてもいいはずです。
それでも気になる人は参考にしてください。
吉日にこだわった分だけ、後になって、結婚や入籍の日が良くなかったから…といった後悔をすることがなくなります。
本当はそんな事態にならないようにすることが大事なんですけどね、とくに結婚は。
結婚・入籍日の探し方。
ここまで読んでいただいた方は、さっそく吉日を探してみようと思われるかもしれません。
やってみても良いのですが、これがけっこう面倒なんですね。
大安の日を探して、十二直はこれで、二十八宿はこれで、その意味は…下段には何が書いてあるかな…
暦の本を見ながら、前後のページを行ったり来たりしながら探すのは大変なんです。
すべての暦注が暦の本に載っているわけでもありません。
そこで、もっと簡単に結婚や入籍に良い日を探すことのできるサイトを作りました。
吉日カレンダーです。
簡単にわかるので、ぜひ活用してみてください。
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Comment
吉日と忌日?というのか、良い日と悪い日が重なっている日はどう解釈したらいいのか…運勢暦の本を見ても「はっきり」と書いてない…有名な易のところであっても自信がないのでしょうか?
なんで書いてないんでしょうね。
自信がないというよりは選択肢を持たせているのかもしれませんね。
個人的には凶を避けるべきだと思っています。
吉日って悪い日が多くて後付けで作ったような部分もあるような気がします。
こんにちは、引越しについてホームページの今年の12月の吉方位を拝見しました。
①一白水星は、ホットドックラボさんのですと、南東と 南西、とありましたが、神宮館高島暦だと、南東と 北、となっていますが…?
一白水星が12月に南西に引越ししたいのですが、月の吉方位はいかがでしょうか?
引越しは、必ずしも12月でなくてもいいのですが…
三碧木星も一緒に引越しますが、両方の吉方位(年、月)に合わせるのは至難の業で…
家の名義は一白水星の方です。
②また、一白水星は、2017年は年盤の真ん中の中宮に入っているのですが、年内に引越しや入籍をしてしまっても大丈夫なのでしょうか?
高島暦だと、あまり動かない方がいい的なことが書いてあり…
2018年からは中宮を脱するのですが、それは2018年1月1日からではなくて、引越しや入籍を2月4日以降まで我慢した方がいいということなのでしょうか?
来年度は三碧が年月の吉方位でなくなるのも心配で、どう考えればいいのか、わかりません。
長くなりましたが、ご教示よろしくお願い致します。
leiaさん
2017年の12月に北と言うのは、私は凶方位だと思っていますが、方位の見方は様々ということでしょう。
12月の南西は月の凶方位とも言えますが、木星なのでその影響は少ないとも言われます。
私は気にしないのですが、中宮であることが心配なら、翌年にするのが正解だと思います。その場合、2018年は2月4日以降ですね。
早速のお返事ありがとうございました。
書き込みの場所がわからなくなってしまい、お手数をおかけ致しました。
なるほど、2月4日まで待つのも現実的ではないですし、アドバイス頂いた通り、12月7日以降で引越しを検討してみようと思います。
中宮は自分もそんなに気にしていなかったので、何だか背中を押して頂いた気がします。
ありがとうございました。
leiaさん
その通りなんですよね。方位を見ることは、背中を押してもらうことなんですよね。
そう考えると見方も変わると思いますし、とても役に立つものになると思います。
いつも参考にさせていただいております。
八専や、十方暮などは特に記載がありませんが、入籍や結婚等にはあまり影響しないものなのでしょうか?
なんとなく気になるのですが…
よろしくお願いいたします。
うのっちさん
ご覧いただきありがとうございます。八専も十方暮も凶日ですから、影響がないということではないと思います。実際に調べてみると結婚や婚姻によくないとあります。
ですから、できることなら避けるのがよいと思います。ただ、すべての凶を避けるとなると、日を選ぶのも難しくなりますし、これらは干支の組み合わせのみを基準にしていることもあり、また期間であることを考えると凶としての優先度を低くしてもよいのではないかと個人的には思います。
お返事ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。
なるほど、そういうことなのですね。
良くわかりまた。また、色々と参考にさせていただきます。