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祖谷のかずら橋こそ、つり橋のイメージ!

橋の種類は大きく6種類。 旅行に行けば、1つぐらい橋はあるものです。 旅行に行かなくても、家を出れば1つぐらい橋はあります。

あ、この橋、あの種類!

こういう発見を楽しんでくださいね。 明石海峡大橋もとレインボーブリッジもつり橋です。 とても大きな明石海峡大橋。 ライトアップされて都会的な雰囲気のレインボーブリッジ。 大きくもない、都会的でもない、でも人気のつり橋があります。 全長44.5メートル。 徳島県にある「祖谷のかずら橋」というつり橋です。

祖谷のかずら橋とは?

四国の奥深いや山の中。 祖谷のかずら橋は平家の楽人伝説ともゆかりのある橋。 この地は、人里から離れた秘境と言うべき場所でした。 「しらくちかずら」という材料で作る橋。 追ってきた人から逃れるため、橋を切って落としてしまう。 これが伝説です。

かずら橋は、深い渓谷地で生活する人々にとって重要な交通手段でもありました。 しらくちかずらは、別名を「サルナシ」と言います。植物の一種ですね。 梨のような実がなって、猿が食べるから「サルナシ」。 そのツルが直径5cmほどあって、長さは50メートルにも伸びることがあるそうです。 そして、丈夫で腐食しにくい。 だから、つり橋に利用されるというわけ。 丈夫で腐りにくいとは言っても、橋としてはちょっと不安ですよね。 橋には短い時間かもしれないけど、命を預けるわけですからね。 安全でなくては困ります。 そんな、安全の面から、祖谷のかずら橋は存続の危機を経験しています。

祖谷のかずら橋の歴史

明治の末期には13ものかずら橋がかけられていた祖谷。 でもそれ以降は減少します。 大正に入ると、次々と針金を使ったつり橋に架け替えられていきます。 そして残ったのは善徳の橋というものだけに。 ところが、この橋もピアノ線を利用した橋に変えられてしまいます。 危険防止ということ。

1つぐらい残しておいてあげても良さそうですが、その裏にはある理由が。 小学校の廃止。廃止された小学校に通っていた子どもたちは他の小学校へ。 その通学路に善徳の橋があったんです。 小学校に通うために、かずら橋を渡らなければいけない。 毎日渡るわけです。 子どもたちを危険にさらすわけにはいきません。 仕方のない決断ですね。 私も子を持つ立場として、その決断に賛成します。 でも、かずら橋にとっては、こんな屈辱なことはありません。

このまま終わってたまるものか!

かずら橋、復活!

昭和に入るとかずら橋に転機が訪れます。 「祖谷渓保勝会」が組織され、かずら橋は復活へ向けた動きが。 そして、ついに復活を果たしました。 針金のつり橋の横に復活したそうです。 それでも十分。 そして、善徳のかずら橋は、現存するつり橋です。

やがて、観光スポットになり観光局も訪れるようになります。 最近では観光客が多く、橋を渡る人も増えました。 そのため、ワイヤーロープでの補強がなされています。 だから、観光で行っても安心して渡ることができます。 かずら橋の本来の姿じゃないのは、ちょっと残念な気もしますが…。 でも安全第一ですね。

かずら橋は3年に一度、架け替えられる

ところで、祖谷のかずら橋。 3年に一度、架け替えられるそうなんです。 架け替えの度に、しらくちかずらを取ってこなければなりませんよね。 もともと、現地近くのしらくちかずらを利用していなかったみたいです。 いろんなところから取ってくる。 持ち寄って作っていたみたいです。 それも原因で、あまり長持ちしません。 だから3年で架け替えるそうです

最近は特に、太いツルがなくなっているみたいなんです。 そのため、山の奥深くに入って、なんとか見つけてくる。 それが、現実。 維持するのも大変なんですね。 観光として行く私たちは、地元の人に感謝しないといけませんね。

かずら橋とレインボーブリッジの似ているところ

祖谷のかずら橋とレインボーブリッジは同じつり橋。 でも、なんとなく対照的ですよね。 山深いところにあるかずら橋。 東京湾にあって都会的な背景の中にあるレインボーブリッジ。 似ているところもあるんですよ。 かずら橋もライトアップされるんです。 雰囲気は、まったく違うと思いますが…。 かずら橋の方が好きという人もきっといるはずです。

やっぱりつり橋のイメージは山の中の自然いっぱいな所。 おいしい空気の中で渡るなら、レインボーブリッジより祖谷のかずら橋です。

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