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東京スカイツリーは和を意識した日本的なスポット

2012年、世界一高いタワーとして誕生したのが「東京スカイツリー」です。 地上デジタル放送の電波塔として建てられたんですね。

東京タワーと東京スカイツリー

東京スカイツリーが建っている場所。 そこは東武鉄道の貨物ヤードの跡地です。 東京スカイツリーは東武鉄道、つまり鉄道会社が建てたんですね。 だから、各放送局は東武鉄道にお金を払ってるんです。 放送の電波塔と言えば、それまで東京タワーでした。 東京タワーが建った頃とは東京の街並みも変わりました。 高層ビルが増えたこともあって、もっと高いタワーが必要になったんだそうです。

東京スカイツリーの高さは、634メートル。

覚え方は「ムサシ」です。

15候補の中から選ばれた東京スカイツリー

墨田区と台東区のあたり、つまり下町と言われる地域。 東京スカイツリーは下町にあるんですね。 候補地はいろいろありました。 候補地と言うよりは、いろんな自治体が、名乗りを上げたんですね。 そして誘致活動を行いました。

その結果、15の地域の中から「下町」が選ばれたわけです。 ほかには、どんなものがあったんでしょう。

埼玉県さいたま市の「さいたまタワー」。

京王堀之内駅近くの「多摩タワー」。

松本零士先生がデザインする「東京ワールドタワー」。

秋葉原駅前に800メートルの高さを誇る「アキバタワー」。

提案されたタワーの中のいくつかです。 実際には存在しないタワーなので、見に行かないでくださいね。 でも行ってみたくなるほど、魅力のあるタワーの候補。 それに勝ったのが東京スカイツリーなんですよね。

東京スカイツリーの足元は三角?

東京スカイツリーの地上のあたりを見ると、三角形なんですね。 一辺が68メートルの三角形。 東京タワーは、一辺が90メートルの四角形です。 東京タワーの方が安定してそうな気がします。 3本足より、4本足の方がガッチリ踏ん張れる。 だから、東京タワーはあれだけの高さでも大丈夫なんですね。

あれっ、どっちが高いんだっけ?

東京スカイツリーの方がかなり高いです。 なぜ、三角形なのかは、敷地の面積の都合だそうです。 土地が長方形。 この条件では、三角形が最も適していたんだとか。 一辺の長さを長くできる三角形の方が良かったそうです。 その分、東京スカイツリーには強度の強い部材が使われています。 それに、地下35メートル以下の強固な地盤に杭を下ろしているそうです。 杭には突起をつけて、摩擦力をUP。 引き抜く力に抵抗する力を大きくしているんです。 これを聞けば、高い東京スカイツリーでも安心です。

和の要素を取り入れたデザイン

足元の三角形はずっと空の方に向かっていくと、丸くなるんですよね。 なめらかな形が印象的な東京スカイツリー。 そこには和の要素が取り入れられていました。 それが「そり」と「むくり」。 「そり」は日本刀のような湾曲。 「むくり」はお寺の柱のような中央の膨らみのこと。

ライティングにも日本の和を見ることができます。 1つは「粋(いき)」。 これがブルーのライト。 もう1つは「雅(みやび)」 これは紫のライト。 ライティングにはもう1つ。 陰翳礼讃(いんえいらいさん)の考え方が取り入れられています。 すごく難しい言葉ですが、 影にある美しさのようなことだそうです。 それは日本の伝統的な美なんだそうですよ。

暗さを生かしたライティングが東京スカイツリーのライティングの特徴でもあります。 照らしている部分と、影になっている部分。 その両方が一体となって美しが感じられるようにしているそうなんです。 それから、ライティングでは照らし方にも工夫があります。 普通は下から上に照らすらしいんですが、東京スカイツリーは上から下。 こんな特徴もあったんですね。 夜のスカイツリーを見たくなってきましたよね。

東京スカイツリーの耐震性

耐震性も注目です。東京スカイツリーの耐震性は、 マグニチュード7~8級の地震でも耐えられる構造だそうです。 タワーの中央部分に鉄筋コンクリートでできた心柱があります。 直径8メートル、高さ375メートル。 塔と心柱は切り離されているため、それぞれが異なる周期で揺れます。 それが地震の揺れを低減するんですね。 心柱と言うと、五重塔では欠かせないもの。 東京スカイツリーは、21世紀の五重塔なんて言われ方もするんですね。

古典的な和の要素も持ち、耐震技術では五重塔の要素を持っている。 まだ新しいスカイツリーですが、伝統や文化が重んじられた、とても日本的なスポットです。

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